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【五能線】「日本で一番乗りたいローカル線」を走る観光列車『リゾートしらかみ』と『五能線クルージングトレイン』乗車レポ!! ~絶景が楽しめる海側のおすすめ座席・指定席の予約の方法・鉄旅のハイライトをご紹介! ~

鉄旅におすすめの列車
「日本で一番乗りたいローカル線」を走る観光列車『リゾートしらかみ』と『五能線クルージングトレイン』四姉妹

青森県の日本海側の海岸線に沿って走り日本海の絶景区間が人気のJR五能線。そんな五能線の絶景区間をたっぷりと堪能すならば観光列車『リゾートしらかみ』『五能線クルージングトレイン』に乗車するのがおすすめです。

このエントリーでは「リゾートしらかみ」と「五能線クルージングトレイン」の乗車レポートや絶景が楽しめるおすすめの座席から指定席の予約の方法、鉄旅のハイライトをお伝えしていきます。

あらくまは「リゾートしらかみ」の3編成と「五能線クルージングトレイン」をあわせて『五能線観光列車四姉妹』と呼んでいます!

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五能線とは

五能線から眺める日本海の絶景 ~2019年7月:リゾートしらかみ4号から~

五能線は奥羽本線の東能代駅(秋田県能代市)から川部駅(青森県南津軽郡田舎館村)を結ぶ全長147.2kmに及ぶローカル線で、田園風景から海岸線そしてりんご畑に岩木山(通称:津軽富士)と全線にわたり車窓を楽しめる路線です。

そんな中でもとくに岩館〜大間越、深浦〜広戸の区間や千畳敷付近は、特に海岸線が美しい絶景区間として有名で乗客たちの目を楽しませてくれています。

かつては廃線の話まででていた五能線だそうですが、季節ごとに風光明媚な車窓が楽しめる『リゾートしらかみ』が人気を呼び、2014年には「日本で一番乗りたいローカル線」(2014年、楽天トラベル「旅行好きが選ぶ! おすすめのローカル列車ランキング」)と評価されるまでになった路線でもあります。

「リゾートしらかみ」とは

リゾートしらかみ「橅編成」~千畳敷駅~

そんな五能線の車窓を存分に楽しめる観光列車が『リゾートしらかみ』で、秋田~青森間を2往復・秋田~弘前間を1往復の計3往復が設定されており全席指定席の臨時快速列車となります。

快速列車で全席普通車指定席なので「青春18きっぷ」に指定席券を追加購入すれば乗車可能。

臨時快速列車でありながらも秋田~青森間を運行される2往復については運転日が多く、4月から11月にかけてはほぼ毎日の運転で、12月から3月は土曜日・休日を中心に運転されています。また、秋田~弘前間の列車(3号・6号)も4月から11月にかけてはほぼ毎日の運転で、12月から3月の間は設定がありません。

「リゾートしらかみ」は専用車両が3編成ある!

「リゾートしらかみ」に使用される車両は『くまげら』『青池』『橅』と3編成あって、それぞれ4両編成の列車で編成は以下のようになっています。

「くまげら」編成
「青池」編成
「橅」編成
  • 1号車:普通車指定席【展望席&イベントスペース・トイレ・洗面台】
  • 2号車:ボックス席
  • 3号車:普通車指定席【橅編成には「ORAHOおらほ」カウンター、くまげら編成&青池編成にはイベントスペース】
  • 4号車:普通車指定席 【展望席&イベントスペース・トイレ・洗面台】

どの編成がどの列車に充てられるのかは、JR東日本秋田支社の「五能線リゾートしらかみの旅」のページで確認ができます。

3編成を乗り比べしてみるのも楽しいかも。

「五能線クルージングトレイン」とは

五能線クルージングトレイン

五能線クルージングトレインとは「リゾートしらかみ」の車両検査時などに代走する列車で、代走時の運行ダイヤは変わりません。

車両は初代青池編成から「クルージングトレイン」となったキハ48形2両編成で運行されます。

「リゾートしらかみ」が4両編成なのに対して『五能線クルージングトレイン』は2両編成なので、混雑するのが容易に想像できますよね。

五能線クルージングトレインとして運行される日程はJR東日本秋田支社の「五能線リゾートしらかみの旅」で確認できます。

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リゾートしらかみ&五能線クルージングトレインの時刻表

リゾートしらかみ&五能線クルージングトレイン時刻表になります。

着発の記載のない時刻は発車時刻になります。

1号3号5号 2号4号6号
8:2010:5113:52秋田13:27着18:56着20:41着
8:3211:0414:03追分13:1418:4420:28
8:4611:2114:18八郎潟12:5918:2920:14
9:01通過通過森岳12:42通過通過
9:12着
9:19発
11:45着
11:54発
14:48着
14:55発
東能代12:29発
12:21着
18:05発
17:59着
19:49発
19:42着
9:24着
9:34発
11:59着
12:16発
15:01能代12:1617:5419:37
9:5712:3915:24あきた白神11:5317:3019:13
10:0612:4615:28岩館11:4817:2519:08
10:2613:0615:52十二湖11:2717:0418:47
10:3813:1816:05ウェスパ椿山11:1616:5318:36
10:52着
10:58発
13:32着
13:35発
16:18着
16:39発
深浦11:02発
10:55着
16:3918:22発
17:58着
通過14:00着
14:15発
17:04着
17:19発
千畳敷10:31発
10:16着
16:13発
15:58着
通過
11:4414:3817:43着
17:53発
鰺ヶ沢9:5515:3617:13
11:5614:5018:05陸奥森田9:4115:2316:59
12:0214:5618:11木造9:3515:1716:53
12:0915:1018:18五所川原9:2815:1016:46
12:1715:1718:26陸奥鶴田9:2115:0316:38
12:2515:2618:34板柳9:1314:5516:30
12:3115:3218:40藤崎9:0614:4816:24
12:35着
12:41発
15:36着
15:42発
18:45着
18:51発
川部9:02発
8:55着
14:44発
14:37着
16:20発
16:13着
12:48着
12:52発
15:49着18:58着
19:02発
弘前8:48発
8:44着
14:30発
14:26着
16:06発
13:23 19:34新青森8:1613:58 
13:29着 19:40着青森8:0913:51 
1号3号5号 2号4号6号
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日本海の絶景を楽しむなら普通車指定席なら「AB席」を確保しよう!

日本海の絶景を楽しめる席は?

五能線の最大の魅力である「日本海の絶景」を楽しみたいなら普通車指定席であれば「AB席」を確保したいものです。

秋田発車時や青森発車時には山側のほうになっているので心配してしまうかもしれませんが、東能代駅と川部駅で列車の進行方向が変わるので、五能線内での海側の席は「AB席」になります。

また「リゾートしらかみ」の2号車はボックス席になっていますが、通路が五能線内で山側になるように作られているので日本海の絶景をどの席に座っても楽しめるようになっています。

リゾートしらかみ&五能線クルージングトレインの予約と購入方法

リゾートしらかみ&五能線クルージングトレインは全席指定席の列車

リゾートしらかみ&五能線クルージングトレインは全席指定席の列車になりますので事前(乗車前まで)に指定席券を購入しておく必要があります。

みどりの窓口で購入

直接、駅のみどりの窓口に出かけて購入。窓口で座りたい座席が空いているかを確認してもらいながらの購入もできます。

この場合は、その場で指定席券を購入しなければなりませんけど。

えきねっとで予約、みどりの窓口や指定席券売機で購入

「えきねっと」で予約しておいて後日にみどりの窓口や指定席券売機で購入。

リゾートしらかみを予約する場合はシートマップで座席を指定することができないのがネックかな。ただ、A席・B席・C席・D席というふうに指定することはできますので。この場合、ボックス席を割り当てられることもあります。

五能線クルージングトレインの場合はシートマップで座席を予約することができます。

あらくまは「えきねっと」で予約してから鉄旅の直前に窓口で受け取ることが多いですな。

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旅のハイライト

お待ちかね!(誰も待ってないか…)「リゾートしらかみ」の旅のハイライト!!

秋田:なまはげ太鼓

なまはげ2匹がリゾートしらかみ1号と3号の出発時間にあわせて太鼓演奏を披露してくれますが、実施日が決まっています。

あらくまが乗車した日には実施されていなかったので、写真がない…。

なまはげが登場する日程は以下を確認してくださいね。

東能代:1度目の方向転換と「くまげら編成」を模した待合室

くまげら編成を模した待合室
待合室内に本物の運転台が!

秋田・青森間を運行する列車は東能代・川部・弘前の3駅で3度の方向転換をします。秋田・弘前間の列車は東能代と川部の2駅での方向転換になりますね。東能代で1回目の方向転換をおこないます。

乗客たちが一斉に方向転換する様子を楽しめ(?)ますよ。

また、ホーム(2・3番線)には「くまげら編成」を模した待合室と五能線の起点駅を知らせる看板があり、待合室の中には本物のキハの運転台が設置してあったりします。

停車時間が7~8分程度と短いのでご注意!

能代:バスケットシュートに挑戦!!

バスケットシュートに挑戦

能代といえばバスケットの街ということで1号と3号の停車時にバスケットのシュートに挑戦し見事シュートを決めた人にちょっとしたプレゼントがあります!ぜひ、挑戦してみてはいかが?

シュートを外したちゃった人にもプレゼントを駅員さんが渡していました。

発車時に駅員さんがホームでお見送りをしてくれました。

五能線クルージングトレインで運行のときも実施されます!

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岩館~鰺ヶ沢:日本海の絶景ポイントでの徐行運転2箇所

絶景ポイントで徐行運転してくれるのでこのような写真もばっちり撮れます

岩館を過ぎると鰺ヶ沢までの約80kmほどの距離を日本海の海岸線に沿って走ります。

途中2箇所で列車は速度を落とし徐行運転で走りますので、日本海の絶景を写真に収めるにはもってこいです。

徐行運転区間の前には案内放送もしっかりとありますので、シャッターチャンスを逃す心配もありませんよ。

徐行運転の区間を記録してくるのを忘れてしもた…。_| ̄|○ il||li

十二湖~陸奥岩崎:JR東日本最短トンネル「仙北岩トンネル」

JR東日本最短トンネル「仙北岩トンネル」

十二湖を出発してしばらくするとJR東日本管内で最短のトンネル『仙北岩トンネル』を通過します。

このトンネルは全長9.5mのトンネルで写真でもわかると思いますが次のトンネルが見えてますね。

このトンネルの案内は1号に乗車したときには案内がなかったんですが、5号に乗ったときには案内がありました。乗務員さんによって案内したりしなかったりなんでしょうかね。

ちなみにJR全体での最短トンネルはJR西日本の呉線にある「川尻トンネル」なんだそうです。

千畳敷:15分停車でミニ散策

千畳敷をミニ散策

3号・5号・2号・4号は千畳敷に15分停車します。この停車時間を利用して道を挟んで向かい側の千畳敷を散策することができます。

1792年の地震で隆起してできたとされていて、津軽藩の殿様がここに畳を千畳敷いて大宴会をしたということから「千畳敷」と言われるようになったとか。

天気が良ければほとんどの乗客がミニ散策のために列車を降りていきます。

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鰺ヶ沢~五所川原:津軽三味線の演奏

車内を移動しなくてもモニターで津軽三味線の演奏を聞くことができる

1号・2号・3号では津軽三味線の生演奏があります。

青池編成と橅編成では車内にモニターがあるのでイベントスペースまで足を運ばなくても演奏している姿を見ることができますので、乗客が多いときはモニターで楽しむことができます。

五能線クルージングトレインで運行の場合は実施されません。

五所川原~川部:りんごの故郷

りんご畑の中を

津軽といえば「りんご」の産地。

列車もりんご畑の中を快走していきます。リゾートしらかみ&五能線クルージングトレインの停車駅でもある藤崎は「ふじ」の発祥の地なんだそうで。まさに津軽はりんごの故郷なんですねぇ。

陸奥鶴田~川部: 津軽弁「語りべ」実演

3号・4号では土・日曜日・祝日・振替休日を中心に津軽弁「語りべ」の実演があります。

津軽地方に伝わる昔話を2人の語りべさんが話してくれますよ。

昔話の他に「ねぷた」「ねぶた」「立佞武多(たちねぷた)」の違いや掛け声(?)を紹介してくれたりしました。

残念なことに写真を撮っておらず…。

「語りべ」の実演のスケジュールについては以下で確認してください。

川部:五能線の終点で方向転換

五能線の終点駅「川部」

東能代から147kmとちょっと日本海の海岸線をとおって五能線の終点「川部」へ。列車はここで2回目の方向転換をして弘前へ向かいます。

川部から弘前へは時間にして7分程なので、東能代とは違いほとんどの乗客たちはシートの向きをかえることなくそのままで発車。

弘前:3号・6号は弘前発着。青森行きは3度目の方向転換

3度目の方向転換をする弘前

3号と6号は秋田~弘前の運転なので終着駅でもあり、秋田~青森間の列車は弘前で3度目の方向転換をして青森へ向かう途中駅でもあります。

弘前でも川部同様にシートの向きを変える乗客はまずいません。だってね、川部で向きを変えてなければここからまた進行方向にシートが向くのでね。

青森まで行く列車は再び川部方面へ向けて発車していきます。

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弘前~青森:再び川部をとおり(通過)、特急停車駅の浪岡も通過して「新青森」「青森」へ

青森駅

弘前をでた青森行きの列車はさきほど方向転換した川部を華麗に通過して、特急「つがる」の停車駅でもある浪岡をも通過して「新青森」に停車して終点の「青森」へ。

秋田から青森まで五能線経由でおよそ5時間ちょっとの鉄旅が終了します。

1号の五所川原から弘前、4号の新青森から弘前で『金多豆蔵人形劇』上演

橅編成で運転される1号(五所川原から弘前)と4号(新青森から弘前)では『金多豆蔵(きんたまめじょ)人形劇』が上演されます。

「金多豆蔵人形芝居」は津軽鉄道終着駅(津軽中里駅)を拠点に行われている青森県中泊町の無形民俗文化財で「金多」と「豆蔵」のコミカルな漫才を楽しむことができます。

上演される日程については以下でご確認ください。

ふれあい販売

地元の人が地元でしか買えない特産品を乗客とふれあいながら販売する『ふれあい販売』を実施しています。

ふれあい販売の実施日・販売場所・販売区間・販売商品は列車や季節によって変わってきますので、以下でご確認ください。

あらくまが乗車したときは2号の車内で木工品のふれあい販売しかありませんでした。

【注意】橅編成を除き車内販売はありません!

橅編成の3号車にある「ORAHOおらほ」カウンター

リゾートしらかみ「青池」「くまげら」と「五能線クルージングトレイン」では「ふれあい販売」を除く車内販売は行われていませんので食事や飲料は乗車前に購入しておかないといけません。

橅編成にのみ3号車に「ORAHOおらほ」カウンターがあり弁当やビール・ソフトドリンクが購入できます。

停車中に売店などに立ち寄れそうな駅は「能代」「深浦」「千畳敷」になるでしょうか。ただ、日にちや時間帯によって売店が閉店していることもありそうですので、橅編成以外の列車に乗車の場合には事前に購入してからの乗車が安心です。

おわりに

以上「リゾートしらかみ」&「五能線クルージングトレイン」乗車レポでした。

ちなみに『青春18きっぷ【2019夏の陣】』の期間中に2回にわけてリゾートしらかみの3編成と五能線クルージングトレインを乗り尽くすという鉄旅を敢行してきたのであります。

「リゾートしらかみ」&「五能線クルージングトレイン」の車内の様子などは以下のエントリーでお楽しみください。(って、楽しめる書き方できてないですけどw)

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