今まで日常生活の中では「神社へ参拝に行く」なんてことがまったくと言っていいほどありませんでしたけども、2017年になってからはあちこちの神社へ行くようになった、あらくま(@sa_arakuma)です。
神社の参拝の基本として「二礼二拍手一礼」というのは知っていましたが、実は正しい神社の参拝作法というのはこれだけではなかったんですね。
神社参拝の作法には「一般的な参拝方法」と「正式参拝」とありますが、今回、一般的な神社の参拝方法についてお伝えしていきますね。
初詣や日常生活の中で神社へ参拝することをいいます。
鳥居をくぐるとき
神社の入り口には、必ず鳥居がありますよね。鳥居をくぐる時にあまり意識をしないかもしれないですが、できるだけ神社の一番外側にある鳥居から順に参道へすすんでいきましょう。
また、鳥居をくぐるときには 軽く一礼 してからくぐりましょう。
参道の歩き方
参道を歩くときに気をつけていただきたいのが 参道の真ん中を歩かない こと。
参道の中央は「正中」と言って神様が通る道 になっているので、我々が通る場所ではないんです。
必ず、参道の中央を避けて歩いていきましょう。
手水舎
本来は参拝をする前に、精進潔斎(しょうじんけっさい)や禊などで 身を清めてから参拝 していたんですが、今の時代ではなかなか禊をしてから参拝するというわけにはいきません。
で、代わりと言っては何なんですが、参道脇にある 手水舎という場所で身を清めてから参拝する ことになっています。
- 右手で柄杓(ひしゃく)を取って水をくみ、その水で左手を清めます。
- 左手に柄杓を持ちかえて、今度は右手を清めてください
- 再度、柄杓を右手に持ちかえ、非ダルの手のひらへ水を受けて、その水で口をすすぎます。この時に、絶対に柄杓を口につけていけません
- 口をすすぐときに、左手を口につけているので、再度、左手を清めてください
- 使った柄杓を立てて、柄の部分へ水を伝わらせて清めてから、元の位置へ柄杓を戻します
手水舎での作法の注意として、この 一連の作法を最初にすくった水 で済ますこと。途中で水をすくい直すということは決してやってはいけませんから、注意してくださいね。
また、絶対に 柄杓を口につけてはいけません から気をつけましょう。柄杓は多くの人が使うものですので当然ですよね。
拝殿での参拝
拝殿に到着しました。それでは実際に参拝するわけですが、参拝のときのお辞儀の回数と拍手の回数は決まっているので注意してくださいね。
- 一揖(いちゆう:軽くおじぎをすること)
- 拝殿に鈴があったら鈴を鳴らす
- お賽銭
- 二礼二拍手一礼
- 一揖
お賽銭を投げ入れたりすることは厳禁ですので、静かにお賽銭を入れましょう。
より丁寧な作法は「一揖二礼二拍手一礼一揖」となります。この作法は二礼二拍手一礼の前後に軽くおじぎをして参拝する作法になります。
今回お伝えしている参拝方法は一般的なものになり、神社によっては参拝の作法がことなることもあります。ちなみに 出雲大社では二礼四拍手一礼 だったと記憶しています。
参拝するときの心構え
参拝のときに「〇〇にご利益がありますように」とお願い事をする人が多いようですが、本来は決意表明の場であって「〇〇できるように頑張りますので、成就するように守ってください」とお願いするもので、見返りを期待して参拝するものではありません。
何事も自分で頑張らないと成就させることはできませんからね。
参拝を済ませて神社をあとにするとき
参拝が終わって神社をあとにするときも参道の中央を歩くようなことはせず、参道の端を歩き 一の鳥居をくぐり終わったら拝殿の方へ向き一揖して から神社をあとにしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?神社参拝の作法をちゃんと知っていましたか?
実は、このような参拝方法が定着したのは明治時代に入ってからなんだそうで、それまでの一般的な参拝作法というのは手を合わせるだけで良かったんだそうです。
と言うことは、臨機応変に参拝すれば良いってことでもあります。
今回お伝えした方法で参拝できるときはする、混雑していて今回の方法でできなさなそうなときは手を合わせるだけにする、その場その場にあわせて参拝すれば良いってこと。
こういう記事を書いておきながら、とは思いますけどね。
今回も最後までお付き合いくださって、ホントにありがとうございます!また次回お会いしましょう!!